三愛だより(2021年6月号)

月の聖句:  

  野原の花がどのように育つかを考えて見なさい。

            ルカによる福音書 12章27節

 関東地方はまだ梅雨入り前なんて信じられない、ぐずつく空模様の多いこの頃です。雨の日、ゆり組前の階段下はおままごとのお家。段ボールの壁には扉も窓も開けて…、出すごとに少しずつグレードアップして素敵な空間となっています。その横を男の子達は電車ごっこ。八千代市のまん延防止重点措置も暫く続きそうな中、出来るだけ密を避け、外廊下もそれぞれの子の思い思いの遊び場となっています。雨上がりの水たまりに喜々として走って行く長靴の子も。バシャバシャ跳ねてお家ではお洗濯大変でしょうけど、楽しいものね。そんな雨振りの日には「恵みの雨に、お庭の木や花が喜んで輝いています」とお祈りで覚えます。

 今月のひつじとゆりの讃美歌はそんな恵みの雨をうたいます。作者の中田羽後は八千代市にあって千葉有数のキリスト教学校でもある千葉英和高校の創立者の一人です。羽後は敗戦後の大阪行きの汽車の車窓に見た光景からこの歌の生まれた時のエピソードを記します。「パラパラおちる雨よ雨よ、パラパラパラと、なぜ落ちる?、乾いた土をやわらかにして、きれいな花を咲かすため。」この歌が広がる一面の焼け野原を眺める羽後の心に自然と浮かんできたのだそうです。

 雨を受け、背を伸ばし花開かせる園庭の草木は教会のおばさん方や則子先生が季節ごとに植えお世話して下さっています。イエス様はガリラヤ湖の畔に美しく咲く自然の花を指さし「どのように育つか(よく見て)考えなさい」と弟子たちに尋ねて、教えられました。「お花は自分で働けないけれど、あのソロモン王もこんなに着飾ってはいませんでした。こんなに綺麗に装ってくださったのは神さまです」と。「花」は文語訳聖書では「野の百合」でした。三愛幼稚園の「ゆり」組はこのイエス様のお言葉から来ています。そのゆり組は朝顔、ほし組はホウセンカ、お水をあげる度、自分の植木鉢をのぞき込んでは、大きくなる芽を確かめ喜ぶ子どもたちの姿が見られるこの頃の毎日です。大きく繁った葉っぱの陰に、ダンゴ虫やかたつむりを見つけて喜ぶ声も聞こえます。枯れたかと思ったけれどちゃんと芽を出して青々と茂った山椒にはアゲハの幼虫が見つかるかもね。お庭の自然に沢山触れる毎日の中で、三愛の子どもたちの心を神さまが柔らかく耕して、豊かに大きく育てて下さいますように。その一つ一つを見つけて一緒に喜ぶ6月となりますように。

                          園長 山 本 信 義

 
 
 
 
 
 
 
三愛だより(2021年4月号)

月の聖句:  

  わたしは良い羊飼いである。

            ヨハネによる福音書 10章14節 

  4月を迎え三愛幼稚園の新しい1年が始まりました。1つお兄さん・お姉さんになったほし組・ゆり組のみんなに、新しいひつじ組のお友達が加わります。新しい2人のお母さん先生も加わって、みんな一緒にで元気に仲良く1年を過ごしていきましょう。

  三愛の年少が「ひつじ」とはこの幼稚園をよく表していると思います。一匹ではなく群れになって一緒に生きるからです。羊の群れには羊飼いが欠かせません。良い羊飼いは青草の野原・新鮮な水場に導き養います。悪い狼や泥棒からは、命がけで戦って羊を守ります。百匹の群れの一匹が迷子になっても、探してちゃんと見つけます。どの一匹も覚えているからです。残りの九十九匹は置いてけぼり?いいえ、みんなのことを忘れません。それぞれの名を呼んで大きな腕で集め、懐に抱いて守ります。羊たちも羊飼いの呼ぶ声をちゃんと聴き分けます。羊は良い耳を持っているのです。

 園長の私は教会の牧師(羊飼い)が本業です。とても良い羊飼いとは言えませんが。「私は良い羊飼い」と言われたイエス様とイエス様のお父様の神様を信じています。三愛幼稚園はそんな「良い羊飼い」なる神様が守られる教会の幼稚園です。神様が集めて下さった三愛の子どもたちが、この1年も神様の愛を一杯に養われ成長しますように。お一人一人に祝福を祈ります。

                          園長 山 本 信 義