三愛だより(2020年12月号)

月の聖句:  

  学者たちはその星を見て喜びにあふれた

             マタイによる福音書2章10節

 いよいよクリスマスがやってきます。ゆり組・ひつじ組もダンス・合奏に取り組み始めました。ほし組は一足先からページェント練習。マリアとヨセフ、天使たちにお星さま、羊飼いたちに三人の博士、宿屋さん、ナレーター・聖歌隊…、役もそれぞれ決まって、お家でもみんな練習していることと思います。中には「上手に出来るかな」ってドキドキしている子もいるかもしれませんね。今年はコロナの広がりが伝えられる中でクリスマスを迎えます。園でも今一度対応を見直し、安心してクリスマスを迎えられるようにと準備をすすめています。

 クリスマスまでの一か月をアドベント(待降節)と言います。ラテン語のadvenire(「目標に向けad身を傾けるvenire」到来する)が由来で「アドベンチャー・冒険」もここからの言葉です。大きなおなかのマリアとヨセフのベツレヘム行きは確かに冒険でした。それ以上に、マリアのお腹の赤ちゃんとして、神の子イエス様を贈られたことが、神様の側の大変な冒険だったのだと思います。

 贈り物を携え、冒険した人たちがいました。遠い東の国の三人の博士です。最初にエルサレムのヘロデ王を訪ねました。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおられますか」でも都の王宮にイエスさまはおられません。博士たちを導いたのは、東で見た星でした。不思議な星が先立って進んで、見たことのない輝きでベツレヘムの馬小屋を照らしました。それを見て博士たちは喜びにあふれます。心からなる大きな喜びです。星の光が照らしたのは馬小屋の飼い葉桶の中に眠るイエス様です。神様が私たちに注いでくださった栄光の驚くべき光、私たちに届けられた優しい恵みの光です。

 三愛幼稚園でもアドベント・クランツのろうそくに、週ごとに一つずつ灯を点します。

 「一本目のローソク、やさしい心をもてるように

  二本目のローソク、丈夫な心をもてるように

  三本目のローソク、我慢する心をもてるように

  四本目のローソク、お祈りする心をもてるように」

と数えながら、この時を過ごします。小さな光に照らされて、クリスマスを迎える心が整えられますように。イエス様を私たちに贈られた神さまの心が重ね合せられて、子どもたち一人一人が、この時にも守られて、確かに育まれる時となりますように。そしてみんなで一緒に、心からの大きな喜びにあふれて、クリスマスにお生まれのイエスさまをお迎えいたしましょう。

                       園長 山 本 信 義

 
 
 
 
三愛だより(2020年11月号)

月の聖句:  

  わたしがあなたがたを愛したように、

          互いに愛し合いなさい。

             ヨハネによる福音書15章12節

 移ろう空模様とにらめっこしながらも、運動会から年長ほし組の冒険ごっこまで、秋の3つの行事を十月の間に行うことが出来ました。ただお芋ほりは、入れ替え前の園バスをフル稼働で往復して一日で全園児が行うこととなりました。急な変更にも各ご家庭のご理解を賜り感謝いたします。(さんあいの会役員の方々にはこのお芋ほりをはじめ全ての行事に、多大なご協力をいただいたことまことに感謝です)。大変慌しいスケジュールでしたが、子どもたち皆のパンパンの袋一杯のお芋を抱えて満足した笑顔・弦につながる大きなお芋を土から掘り出した誇らしげな瞳に、苦心の甲斐を覚えました。ほし組はみんなの分の芋も堀って「足らない」と畝の脇の弦を引っ張ってみる子も。この秋の実り、ご家庭で美味しく召し上がられたことと思います。

 今月の聖句を語るイエス様は、イスラエルの秋の実りの代表のブドウを齎す木に先ずご自分を譬えられました。「わたしはぶどうの木。あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」。「わたしにつながっていなさい。あなたがたもあなたがたにつながっている」。枝が木の幹とつながることなしに自ら実を結ぶことは出来ません。けれど初めに枝があって木にくっつくのではありません。枝は木から伸びていくものです。健やかに伸びた枝が豊かな実を結ぶのです。「つながる」という語は「とどまる」と訳せます。そこでイエス様は「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい」とこの語を用い続けて語られます。これをご自分に従う弟子たちへの掟とされたのが今月の聖句です。

「土を愛し、人を愛し、神を愛する子に育まれますように」が当園名の「三愛」に込められた願いです。この願いが、それぞれの子の人生において豊かに実を結ぶよう、一人一人に確かに注がれる神様の愛の内に、一人一人を愛する保育を行う日々としたいと願います。

 園庭の実のなる木、キウイとミカンも少しずつ大きくなりました。十一月はクリスマス前に収穫感謝。残念ながら例年の訪問はコロナのため見合わせですが、実りを恵みと分かち合うプログラムを持つことが出来ますように。それぞれのご家庭に祝福を祈ります。

 

                        園長 山 本 信 義

 
三愛だより(2020年10月号)

月の聖句:  

  いかに楽しいことでしょう

  主に感謝をささげることは

                詩編92章2節

 あの猛暑が嘘みたいに、急に朝夕肌寒ささえも覚える先週でした。かすめて行った台風の運ぶ低気圧の雨模様に、早々に運動会の延期を決定させていただきました。保護者の皆さまにも快いご理解を賜ったことに感謝いたします。おかげで週明けの今のところ、10日間予報もお日様マークで、今年はコロナ禍で園庭を会場にする運動会も、(秋空は変わり易いですが)澄んだ秋空の下で出来るだろうと期待しています。そのため日程は続く翌週にお芋ほりと忙しくなってしまいますが、運動会の讃美歌(残念にも今年は当日みんなで歌えませんが)「ちから」の「元気な力・遊ぶ力・助ける力・信じる力・生きる力」、それぞれの子に神様が確かにくださる・沢山のいろんな力が、存分に発揮される楽しい一日にきっとなるだろうと願い、むしろ神様に感謝するものです。

 聖書には「感謝する」という言葉がたくさん出てきます。新約聖書のギリシャ語の「感謝」は「良い恵み」(ユー・カリス)という意味です。それで三愛幼稚園では♪神様はよいものをくださった♬と「神様に感謝」のお歌を歌います。この歌で繰り返される「ハレル・ヤ」は旧約聖書のヘブライ語で「主に感謝」という意味です。今月の聖句の詩を収めた詩編にも何度も繰り返されます。でも聖句の「感謝をささげる」はそれとは別の単語です。「ヤダ」と読む動詞で、ここから聖書の民の名である「ユダ」「ユダヤ」が生まれました。この「感謝」に特有の意味が続く節に明瞭に記されます。「いと高き神よ、御名をほめ歌い、朝ごとにあなたの慈しみを、夜ごとにあなたのまことを述べ伝えることは、十弦の琴に合わせ、竪琴に合わせ、琴の調べに合わせて」。神様に、感謝の思いを心にとどめるだけでなく、はっきり口で言い表すことが「感謝をささげる」です。それを歌にするのは「いかに楽しいことでしょう」と詩人は謡うのです。

 なお続くコロナ禍で、子どもたちにも屋内やバスではマスクが必携、おしゃべりにも注意の、「新しい日常」がまだまだ続きそうです。うっとうしさに大人の私たちも「イヤだ」って叫びたくなります。けれどそんな今だからこそ、神様が下さっている「良い恵み」を一つずつ探していきたいと思います。見つけたら神様に「ありがとう」と言葉にし、みんなで一緒に分かち合い楽しめる三愛幼稚園の日々として行きたいと願います。

 

                       園長 山 本 信 義

 
 
 
三愛だより(2020年9月号)

月の聖句:  

  わたしはあなたがたを友と呼ぶ

            ヨハネによる福音書 15章15節

 今年は三週間程となってしまった夏休み、withコロナでお過ごし方も各ご家庭それぞれだったことでしょう。それでも先週の夏季保育、園庭は日焼けした子どもたちの笑顔で一杯になりました。ご近所から戴いた大きなプールも加わった水遊び、途中雨も落ちたけど全員命中のスイカ割り、お誕生会の後は冷たいおやつをいただきました。前日は花見川スイミングのご厚意で、ほし組は大きなプールでも遊べました。記録的な前週よりは幾分落ち着いたとはいえまだ続きそうな暑さにも負けず、元気に過ごせた四日間に感謝です。お休みになったお友だちも待ってるよ。みんなで楽しく過ごしていきましょう。

 「特別な夏」の呼びかけに躊躇(ためら)いつつも、私は猫四匹連れの車で帰省させていただきました。実家は今は観光地の金沢武家屋敷近くです。第二波への警戒とGoToキャンペーンが混在する奇妙な町を身に感じる何とも貴重な経験でした。日曜は母教会のお隣の教会に行きました。お会いしたい方の一人に私の年中時の担任の先生がいたからです。礼拝後にご挨拶できたマスク越しの目元に当時の先生のお顔を思い出しました。先生も、今は牧師で園長の私を喜んで下さり「山本信義君ね。幼稚園の時は静かでね、恥ずかしがり屋の子だったわ」と制服のスモックとお遊戯が嫌だった幼稚園での私のことを妻に教えておられました。四〇数年ぶりです。当時は何十人もいたことでしょうに。幼稚園の先生は一人一人を覚えていて下さっているのだなあと、嬉しい思いになりました。

 「わたしはあなた方を友と呼ぶ」とイエス様は言われます。わたしたち一人一人をちゃんと覚えて、大事にしておられるからです。この聖句の直前では「わたしがあなた方を愛したように、あなた方も互いに愛し合いなさい」とも言われます。愛するとは大事にすることです。どれ位?友のためにご自分の命を捨てるほどです。イエス様のこの愛が私たちの園名「三愛」の由来・源です。

 今週から2学期が始まります。お弁当・給食の通常保育を始めます。一学期は殆どできなかった行事も、運動会・お芋ほり・ほし組は冒険ごっこ、「特別な秋」にできる仕方を工夫して行うことを計画しています。イエス様がその一つ一つを、子どもたちの毎日を大事に守ってくださることを信じ委ねて為していきたいと思います。三愛の子どもたちとご家庭に祝福を祈ります。

                          園長 山 本 信 義

 
 
三愛だより(2020年8月号)

月の聖句:  

  「主はすぐ近くにおられます」

            フィリピ人への手紙4章5節

 30日のほし組「おたのしみ会」(ひつじ・ゆりはその前日)で2020年の1学期を終えます。例年より10日遅い終業、でも園で子どもたちが過ごせた時間は例年の半分にも至りません。緊急事態宣言下の臨時休園後も園庭開放→分散登園→一斉登園後も午前保育を基本にと、近隣の他園よりも慎重に段階を踏んで保育を進めました。各ご家庭に少しでも安心してお子様をお委ねいただく旨での判断でしたが、通常保育はお弁当の5日間だけで、その分保護者の方々に多くのご理解とご協力を賜ったこと、振り返り感謝申し上げます。

 日々の保育は主任・担任・補佐総出で小まめに消毒、密にならない保育環境の整備に努めました。長梅雨の七月でしたがマスクなしで遊べる園庭での時の確保に努め、屋内では換気を徹底、教会会堂も含め小さな園のお部屋フル稼働で子どもたちが分散できるように工夫しました。遠足・母の日・花の日・プレイデイ、行事は殆どできませんでした。園でのお子様の姿を保護者の方に見ていただく機会がないため、三愛の子たちの「新しい日常」の一コマを園長撮影の写真を並べたかわら版を折毎にお届けさせていただきました。お陰で私はスマホ片手に各クラス巡って覗く毎日。工夫した保育を生き生きと喜んで過ごす子どもたちの姿を納めながら改めて思いました。ソーシャル・ディスタンスを強いられたこの一学期も、この上なく濃密な一学期だったなあと。

 今月の聖句「主は近くにおられます」というパウロは直前で「主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい」と記します。でもこの時のパウロは牢に囚われの身だったのです。そんな境遇でも「喜びなさい」と言えるのは、イエス様をそば近くに感じていたからです。神さまの愛を近しく感じていたからです。この聖句が記す近さは距離的なものだけではありません。イエス様は「神の国は近づいた」と宣言しご自身の活動を始めました。パウロも別の手紙で「救いは近づいている」と記します。離れていても、もう近い、すぐ来られる。この希望が失われないことが喜びの秘訣なのです。

 2学期は給食を始め、通常保育となる計画です。多くの行事がありますが、運動会の会場に東小グラウンドの利用許可が市よりまだ出ていません。感染の先行きも心配です。けれども希望を失わず、その時に相応しい道を選び取ることが出来ますように。過ごされる夏休み、withコロナで大変ですが、三愛の子どもたち一人一人が守られますように! お祈りします。

                          園長 山 本 信 義

三愛だより(2021年1月号)

月の聖句:  

  「神は愛です。」

            ヨハネの手紙Ⅰ 4章16節

 クリスマスで終えた二学期。冬休みの初日、仔うさぎ達が園に来ました。沢山に増えちゃった小学校から譲っていただきました。小屋で一番小さな兄弟と寄り添っていた一寸大きい仔の仲良しの三羽です。ボランティアで行っておられる獣医さん(ウチの猫たちの主治医です)に診て貰って「まだ二か月位で雌か雄かはもう少し後で。でもみんな元気です」と聞き安心。年末年始も先生たちが交代でお世話して休み中にも随分大きくなりました。幼稚園のみんなも優しく迎えて可愛がってくださいね。

 うさぎ達にもお名前を付けなきゃね。お正月にコッソリ「鬼滅」を観てきた園長は「炭治郎・善逸・伊之助はどう?」って思うけど、女の子なら可哀想だしキメハラですよね⁉もう少し育って男の子か女の子か判ったら、三羽にぴったりの素敵な名を考えてあげましょう。

 三つと言えば一月六日は公現日。三人の博士が「こがね(黄金)・かおり(乳香)・くすり(没薬)」を献げた日です。幼稚園の名前も「三愛」。「神・人・土」の三つを通し愛されている子の内に確かに育つ一つの愛です。

今月の聖句の聖書の頁は愛を巡る言葉で一杯です。

 「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。…神は、独り子を世にお遣わしになりました。…ここに、神の愛が私たちの内に示されました」

一向に先見えぬコロナ禍の中で始まった新年ですが、クリスマスの恵みを受けた三愛の子一人一人がイエス様の愛に守られ、心身健やかに育まれる三学期となりますようにと、祝福を祈ります。 

                       園長 山 本 信 義

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